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2015年1月16日 (金)

自然の宝庫アマゾンの森がなくなる!?『アマゾン大冒険』公開直前、アサイー販売会社社長にアマゾンの現状を聞く


明日17日に初日を迎える映画『アマゾン大冒険~世界最大のジャングルを探検しよう!~』。世界最大面積を誇る熱帯雨林ジャングル・アマゾンで、『ホワイト・プラネット』のフランス人監督ティエリー・ラコベールが2年半にわたって撮影を敢行し、企画から完成までに6年の歳月を費やして挑んだ作品だ。

撮影の舞台となったアマゾンは、日本から最も遠い南アメリカに広がる広大なジャングルであり、地球上に生きる生き物の多くがここに存在していると言われているが、蚊を媒介とした恐ろしい病気が数多く存在するなど、容易に立ち入ることはできない。そのため未開のジャングルは日本人にとっても憧れの地であり、アマゾンの名を冠した展覧会やイベントが常に開催されているほどの人気の場所でもある。

しかし、そんなアマゾンでは、2000年ごろから森林伐採が進み、2050年までには森林の40%が消滅すると予測する研究者も。伐採の理由として、人間の住居、農業のほかアマゾン固有の植物からガンやエイズの特効薬としての医薬開発のための植物の乱獲などが挙げられるが、問題は年々深刻化している。

そこで、今回は映画の公開を前に「自然と共に生きる」を企業理念に掲げ、アマゾンでしか生育していないアサイーの輸入販売でも知られる、株式会社フルッタフルッタの代表取締役である長澤誠氏に、アマゾンの現実について話を聞いた。

長澤氏が提唱し、商業的な普及を目指しているのは「アグロフォレストリー」。アグロフォレストリーとは、アマゾンの荒廃してしまった土地に、森の仕組みにならって多様なフルーツや樹木を植えて再生していく方法だ。

「アマゾンを空から見ると、大きな森林のど真ん中が突然伐採されてしまっている光景がいくつも見えます。アマゾンの特に北部に暮らす人々の生活は貧しく、手っとり早くお金を稼ぐために、森を焼いてしまうんです。焼畑にしてしまうと太い木だけが残りますから、それを伐採して売ってお金を作るんです」

そんな現状を見て、失われていく森林を取り戻すためにアグロフォレストリーの重要性を強く感じた長澤氏は、「もともとは全く環境主義者ではありませんでした。でも森が多様な植物でできていることの重要性に気づき、多様性が大事だと思い、それを守っていかなければと思ったのです」と語る。

ビジネスで行ったブラジルでアグロフォレストリーに出会って感動した長澤氏。「このアグロフォレストリーの中の植物を売りたい!」と思ったのが、アサイーとの出会いだったという。現在、女性を中心に大人気のアサイー。アマゾンの人々が先進国の胃袋を満たすために植物を作っていることに対して思うところのあった長澤氏は、「皆さんにどんどんアサイーを飲んでもらって、アマゾンのいろいろなフルーツを楽しんでもらった後に、ぜひ地球のことを考えてほしいと思って会社のスローガンも“自然と生きる”にした」と明かす。

日本からは遠くてなかなか行くことができないアマゾンに暮らす動物たちや、雄大な自然の魅力を映画で感じるとともに、我々の身近にあるアマゾンのフルーツの物語にも注目してみては?
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『アマゾン大冒険~世界最大のジャングルを探検しよう!~』

2015年1月17日より角川シネマ新宿、全国イオンシネマほかにて
配給:クロックワークス
公式HP:http://amazondaibouken.com/
© 2013 BILOBA Films - GULLANE - GEDEON Programmes - France 2 Cinema - GLOBO Filmes - IMOVISION - LE PACTE

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