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2022年5月25日 (水)

トラウマと向き合う青年が語る、かつての故郷での思い出。喧噪のアフガニスタンと、あの世界的大ヒット曲――『FLEE フリー』本編冒頭映像が解禁!

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本年度アカデミー賞にて、史上初となる国際長編映画賞、長編ドキュメンタリー賞、長編アニメーション賞3部門同時ノミネートの快挙を成し遂げた、デンマークほか合作によるドキュメンタリー映画『FLEE フリー』が、6月10日(金)新宿バルト9、グランドシネマサンシャイン 池袋ほかにて全国公開となる。

本作は、主人公のアミンをはじめ周辺の人々の安全を守るためにアニメーションで制作された。いまや世界中で大きなニュースになっている難民やアフガニスタンを巡る恐ろしい現実、祖国から逃れて生き延びるために奮闘する人々の過酷な日々、そして、ゲイであるひとりの青年が自分の未来を救うために過去のトラウマと向き合う物語を描く。多くの観客に深い感動と衝撃を与え、昨年のサンダンス映画祭でワールド・シネマ・ドキュメンタリー部門の最高賞であるグランプリを獲得、また、アヌシー国際アニメーション映画祭でも最高賞となるクリスタル賞ほか3部門を受賞するなど、ドキュメンタリー、アニメーションという表現の垣根を越えてジャンル横断的に高い評価を受け、4月12日現在、各国の映画祭で82受賞136部門ノミネートという圧倒的な評価を獲得している。

主人公の青年アミンが本作のために自身の物語を初めて語り始める場面を捉えた、本編冒頭映像が解禁となった。主人公アミンが誰にも明かしたことのなかった自身の過去を、長年の親友である映画監督(本作の監督ヨナス・ポヘール・ラスムセン)に対して初めて語る物語を録音し、それを元にアミンの人生で起きた記憶を鮮やかに描くためにアニメーションが用いられている本作。


映画は、ラスムセン監督の「君にとっての“故郷”とは?」という問いに対して、アミンは言葉を絞り出すように「それはどこか…安全な地。そこに…いることができて、よそへ行かずにすむ所。一時的ではない場所」と答える音声にのせて、今まさに崩れ去ろうとする場所から人々が逃げ惑う姿を象徴的なアニメーションで捉えた印象的な場面で幕を開ける。目を閉じ、大きく深呼吸した現在のアミンの姿から切り替わるのは、彼の一番古い記憶である幼い頃の姿だ。ご機嫌そうに街を走り踊るアミンが大事にしている初代ウォークマンで聴いているのは、a-haの世界的大ヒット曲「テイク・オン・ミー」。場所はアミンの生まれ故郷であるアフガニスタン、カブール。活気に満ち人々が自由を謳歌していた当時の街の様子がアーカイブ映像で映し出される中、アミンはその頃の自分の思い出を語っていく。

監督によると、この「テイク・オン・ミー」はアミン自身のプレイリストに実際に入っていたもので、劇中何度か登場するアミンが音楽を聴くシーンで流れる曲は、いずれもアミンのプレイリストから採用した曲だという。


この映像のテロップにある通り、“アミン”という名前は、彼やその家族たちの安全に配慮し本作のために使用している仮名だ。本作のタイトルである「FLEE」とは英語で危険、災害、追跡者などから安全な場所へ逃げることを意味するが、この冒頭映像で映し出される“難民になる前”のアミンとその家族は、父親不在の不安の中でも穏やかに暮らしていたが、この後、内戦の拡大をきっかけに着の身着のまま故郷であるアフガニスタンを脱出することになる。本作は、祖国から逃れ生き延びたアミンが、本当の意味での“故郷”を探し求める物語でもあるのだ。

アミンは、本作完成後のインタビューで「難民に関する物語は、全般的に人々が難民と共感する道を開くことがあまりないので、だからこそ僕の物語を見てもらいたいと強く思ったのです。難民であるということがどのようなことなのか、リアルに描写されることが僕にとって非常に重要なことで、ヨナスならそれができると思っていました」と語っている。


喧噪のアフガニスタンと、あの世界的大ヒット曲――『FLEE フリー』本編冒頭映像|6.10(金)公開
https://youtu.be/5AG9QfTb7S8

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『FLEE フリー』

2022年6月10日より新宿バルト9、グランドシネマサンシャイン 池袋ほか全国にて
配給::トランスフォーマー
公式HP:https://transformer.co.jp/m/flee/
(C) Final Cut for Real ApS, Sun Creature Studio, Vivement Lundi!, Mostfilm, Mer Film ARTE France, Copenhagen Film Fund, Ryot Films, Vice Studios, VPRO 2021 All rights reserved

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